制服研にっき

制服について考えながら思ったことを書きますね。

テープの優位性に関して

人に理解されない趣味を持つことって誇りに思うべきだと思うんですよ。私はVHSデッキのふたを開けて上からテープが巻き込まれていく様子を見るのがとても好きです。カセットがじわじわとローディングメカによって吸い取られていき、ローラーがですね、テープをメカの内部まで巻き込んでいくわけで、それと同時にヘリカルスキャンヘッドが回転を始めテープがヘッドに巻かれ、爪が折れていれば再生を開始すると、なんとも素晴らしいシステム、まさに芸術です。これがなんとも愛おしいというかまあ技術を感じるところですが、いまとなってはハードディスクや光学ドライブが発展して家庭では見る影もないわけなんですが放送局などでは未だにテープが主流なのは誇るべきことと思いますね。テープの何がいいってデータの冗長性の高さですよね。いまではたとえばDVDなんかだと、MPEG2で思いっきり圧縮して、ものすごく少ないデータ量で済むわけなんですが、MiniDVテープなんかは全くの無圧縮、なのでとても画質がいい。何より違うのはテープが一部欠損しても、一部に傷がついたとしても少ししか変わりません。データに冗長性がありますから、少しくらい消えても見ている眼にはわからないと。これと同じ思考はCDDAにもありますね。あれは殆どエラー訂正はないので、エラーは結構無視して進んでいくので、レコードのように再生するごとにノイズが発生することも有りますね。ですから劣化しないということをうたい文句にしたとしても、エラー訂正の少ないCDDAではコピーするごとに少しずつですが劣化するということもなくはないですね。ビデオの話に戻りますけど放送局とかだと、撮影したビデオがすべて消えてしまった、なんてことがあったらとんでもない損失なので未だに使われているのと、使い捨てできるので、ハードディスクと違って寿命を意識しなくていいし、コピーを待たなくてもテープをそのまま渡せばいいしと、まあランダムアクセスしないならいまでもテープが一番、というわけでありまして、現在でもバックアップの多くはテープでとられていますね。テープ最強ということで。でも唯一の問題点は カビる ことだと思います。これは問題ですね。これだけが。でも放送局の低湿倉庫に保管しておけばCDなんかよりも長持ちするんでしょうね。初期に生産されたCDは、そろそろ読めなくなってきているということも聞くわけですが、まあデータを保存するにはテープが一番というのは今も昔も変わらないということなんでしょうか。